マンション管理士 過去問
令和7年度(2025年)
問43 (マンションの建物及び附属施設の構造及び設備 問9)

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問題

マンション管理士試験 令和7年度(2025年) 問43(マンションの建物及び附属施設の構造及び設備 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

マンションの給排水設備に関する次の記述のうち、適切でないものの組合せはどれか。

ア  飲料用の受水槽内に排水が逆流しないように、オーバーフロー管の下端と排水管との間に垂直距離150mm以上の排水口空間を設ける。
イ  専有部分の給水管の給水圧力の上限値は、一般に500kPa程度に設定する。
ウ  共用部分に設置する排水横引管の管径が125mmの場合、円滑に排水を排除するために、最小勾配を1/200とする。
エ  給水栓を閉める際に生じるウォーターハンマーを防止するには、給水管内の流速を1.5〜2.0m/sに設定することが有効である。
  • アとイ
  • イとウ
  • ウとエ
  • エとア

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この過去問の解説 (1件)

01

マンションの給排水設備に関する問題で、本試験で繰り返し問われている頻出の数値ばかりなので確実に得点しなければなりません。

選択肢1. アとイ

(ア・適切)排水口空間は<排水が逆流しないように>間接排水とするために必要な空間です。厚生労働省の建築物環境衛生維持管理要領が、排水管径の2倍以上、かつ最低150mm以上と基準を設けています。本肢のオーバーフロー管に加え、水抜管も同じ基準が適用されます。

選択肢2. イとウ

(イ・適切でない)本肢の<専有部分の給水管の給水圧力の上限値>を直接定めた法令などは見当たりませんが、機器の安定稼働と事故防止のため、300~400kPa程度に設定するのが一般的です。本肢の<500 kPa 程度>は適切ではありません。

選択肢3. ウとエ

(ウ・適切でない)排水横引管の勾配は、管径が太いほど緩やかに、管径が細いほど急になります。勾配が緩やかすぎると汚物が付着しやすくなり,急勾配すぎても(水だけが流れてしまい)汚物が残ってしまうため、管径に応じた適切な勾配が必要です。公共建築工事標準仕様書などで一般的に<管径が125mmの場合>は、1/150以上とされており、本肢の<最小勾配を1/200 とする>のは緩やかすぎて適切ではありません。

選択肢4. エとア

(エ・適切)<給水栓を閉める際に>急に閉じると、水流の慣性によって給水配管をハンマーで叩いたようになり、不快な騒音や配管の損傷などが起きることがあります。このウォーターハンマー現象を防止するには1.5~2.0m/s程度に流速を小さくするのが基本です。

まとめ

 本問のような組合せ問題は「流儀」があります。4つの選択肢のうち、2肢を確実に正誤判断できれば、正答できます。

 本問で言えば、ほぼ全ての受験生は覚えているであろう絶対的な基礎知識は「エ」の1.5〜2.0 m/sでしょう。これが適切と確定すれば、正解肢は「エ」を含まない1か2に絞られます。この段階で両方に含まれる「イ」は検討不要になります。「ア」と「ウ」のどちらかが適切または不適切と判断できれば、正解肢を導くことができます。

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